かなへびを捕まえて、お世話するためには?その1

どうもSuです。去年かなへびを捕まえてきて、8か月ほど飼っています。
最初は興味本位だったのですが、育てていくうちに、楽しくなってきています。

そこで、自分が経験してきた、環境の整え方、エサのあげ方など飼育方法についてやり方をまとめていきたいと思います。

まずは、かなへびを捕まえた直後から、エサの確保までについて書いてみます。

かなへびの種類

うちのかなへびさんは、「ニホンカナヘビ」です。日本どこでも捕まえられるかなへびですね。
尻尾の長さがとても長く、体の3分の2は尻尾の長さという感じです。

他にも、環境省のレッドリストに指定されている「アオカナヘビ」などもいるようですが、まあ、そんなかなへびには滅多に会えないですね。

人生初めてのかなへびの飼育

小学生の頃は、かなへびよりバスケットボールやゲームに夢中だったため、かなへびなんて育てたことがありません。本やインターネットで調べてみると、まずは、環境を整える必要がありそうだということが分かりました。せっかくだから、快適に過ごしてほしいと考えました。

最初は昆虫採集の箱で

かなへびを捕まえた時は、そもそも、かなへびを捕まえることが目的ではなく、カブトムシやクワガタが目的だったため、昆虫採集用のカゴしか持っていませんでした。時間も夕方だったため、そのまま昆虫採集用のカゴを使いました。以下のような、そのへんのホームセンターで売ってるやつです。

まずはエサの確保から

まずはエサの確保です。このままでは、エサがないため死んでしまいます。
何を食べるのか調べたところ、以下のような生き物を食べることが分かりました。

  • バッタ
  • コオロギ
  • クモ
  • ミルワーム

捕獲したの夏頃だったため、さっそく公園にバッタを捕まえにいきました。

かなへびさんが小さくて、バッタを食べない

捕獲したかなへびさんは、体調が10センチもなかったため、捕獲してきたバッタはほとんど食べませんでした。バッタの大きさは、1-2センチほどでしたが、丸呑みできない大きさだったからでしょう。

また、緑色のショウリョウバッタは、固いのか、咥えただけで、吞み込むまでは至りませんでした。

頭の大きさよりも少し大きなバッタなら食べてくれたので、毎日夕方に公園に探しに行って、なんとか小さいバッタを与えていました。

ただ、小さいバッタを探すのはとても大変でした。「大きすぎるバッタは、小さくすれば食べれるのかな?」と思い、小さくしてから与えてみましたが、小さくすると、当然動かないため、食べてはくれませんでした。自然界と同様に、動いているエサに反応するカナヘビさんにとって、生き餌が大事なのだなと実感しました。

コオロギもエサとしては良いが、やはり大きい

バッタ以外にも、コオロギも食べるということなので、公園で一緒にコオロギも探しました。
近くの公園には、コオロギはあまりおらず、いたとしてもかなり大きいサイズだったので、これも断念しました。

エサの救世主は、クモだった!?

エサがあまり食べれず、痩せ細っていくかなへびさん。「かなへびさんの飼育は難しい。どうしよう。。。」と思っていたところに現れたのは、コイツ!

クモですね。クモなんです。クモなの?

クモなんて、

「うわー、クモの巣やだなー。なんでこんなところにクモいるんだよー」

くらい嫌なやつだったのですが、クモへの気持ちが180度変わりました。今や

「お?クモいた。やったー、捕まえていこー」

という気持ちの変化です。自分でも信じられません^^;

まずは家の近くのクモを捕まえる

クモなんて至る所にいたので、とりあえず、近くの電柱とかガードレールとかにいるクモを捕まえてきました。↑の写真のようなクモは、地面を歩くクモなのですが、近くにこのタイプのクモはいなかったため、クモの巣を張るタイプのクモを与えました。ジョロウグモなどですね。

いくつかの記事では、巣を張るタイプのクモは、通常かなへびが食べないクモなので、あまりお勧めしないとなっていましたが、うちのかなへびさんは特に問題なかったです。

捕まえるために使ったのは、「ビニール袋」と「割り箸」です。クモがいるところの少し上の部分を箸でつまんで引っ張ると、糸にぶら下がるクモを取ることができます。その後は、クモをビニール袋にいれるだけです。

ビニール袋に箸を入れたときに、クモは糸にくっついたままですので、ビニール袋の入り口を逆の手で閉じ、箸を抜きましょう。そうすると、クモだけビニール袋に落ちます。

クモの巣は四方に広がっているため、一度箸をつまんだだけでは、左右の方向に逃げられる可能性があります。その場合は、逃げた方向の糸をつまむようにすると、比較的簡単に取れると思います。

他の注意点としては、箸でクモの巣をつまんだときに、クモが地面まで落ちて逃げられる可能性があります。地面で移動するクモはとても素早く、捕まえるのが大変です。頑張って箸でつまもうとすると、足が切れたり、体をつぶしてしまって死んでしまうこともあります。対策としては、箸でやさしく糸をつまむと地面まで落ちないことが多かったです。

また、2人態勢であれば、もう一人にクモの巣の下でビニール袋を広げてもらい、地面に落ちる前にキャッチしてもらうと良いです。こちらもお勧めですね。

クモは大好物だったらしい

捕まえてきたクモを早速あげてみました。家の中でクモが逃げると大変なので、外であげることに。
箱を開けて、クモを投入。すると、、、クモをカゴに入れた瞬間、あっという間にペロっと食べてしまうではありませんか!

クモは地面に落ちると、非常に速いスピードで動き、かなへびさんは、すぐさま反応、捕まえに行きました。口でパクリと咥え、何度か噛み、そのまま丸呑み。初めてクモを食べる瞬間を見ましたが、驚きと感動があったのを覚えています。

クモの乱獲始まる

公園に行くよりも、近くのクモを探した方が早かったため、毎日クモを捕まえに行きました。しかし、乱獲しすぎたためか、近くのクモは全くいなくなってしまいました。クモの巣はあるのに、主がいない状態。。。

近隣の方には、ビニール袋と箸をもった不審なやつがガードレール付近をウロウロしていると変に思われたことでしょう。

近場でクモはいなくなってしまったので、他の場所を探すことに。いろいろな場所を回りましたが、以下の場所だと比較的見つかりやすかったです。エサの心配をすることは当面なくなりました。

  • トンネルの下の暗いところにあるガードレール
  • 駅のロータリーのガードレール
  • 電信柱
  • 階段の手すり
  • 家のベランダ
  • 公園の遊具(ジャングルジム)

最後に

エサの確保はかなへびさんにとって最重要課題です。自然界と同じ環境を用意することが最も良いと思いますが、なかなかうまくはいきません。でも、いろいろ試行錯誤して育てていくととても楽しいですね。

水のやり方や他のエサについては、また、書きたいと思います。
皆さんの参考になれば幸いです。

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