VSCodeのRest Clientの使い方

どうもSuです。

普段の仕事で、APIの呼び出しを試す場合、curlコマンドを使うのですが、VSCode(Visual Studio Code)にもRestClientの機能があるようなので、ちょっと試してみました。

ただ、結論を言うと、エンジニアであれば、curlコマンドを使った方が良いと思います。その点も後述します。

VSCodeのRest Clientとは何か?

Rest Clientは、VSCodeのプラグインです。プラグインは拡張機能という意味で、いろいろな機能を追加することができるのですね。たくさんの良いプラグインがあるので、開発者がVSCodeを使う理由は、開発の効率化、開発環境の共通化が多いのではないかなと思います。

ダウンロードサイトはこちらです。
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=humao.rest-client

Rest Clientのインストール方法

以下でインストールできます。

  1. VSCodeで、左メニューのプラグインのアイコンをクリック
  2. 検索ボックスに、「rest client」を入力
  3. 検索結果に表示された「REST Client」をクリック
  4. 右側に内容が表示されるので、「Install」をクリック

以上です。

Rest Clientを試してみよう

環境が整ったので、試しにAPIを呼び出してみましょう。

今回使うAPIは、「open-meteo」という天気情報を取得できるAPIです。

通常APIを使う場合は、アカウント登録し、APIを使うためのキーを発行してもらう必要があります。どんなクライアントからリクエストが来ているかAPI側で判別できるようするなどが目的ですね。
でも、意外とそのアカウント登録が面倒なんですよね。ちょっとツールを試すためにアカウント登録なんてできればやりたくない。

しかし、open-meteoは、なんとAPIのキー発行が不要です!
ちょっとAPIを試すのには便利なので、今回のREST Clientに限らずAPIを呼び出すようなツールを試す場合は、活用すると良さそうです。

それでは、APIを使って、「1週間の東京の最低・最高気温」を取得してみましょう。

test.httpというファイルを新規作成しよう

まずは、このように拡張子がhttpというファイルを作成しましょう。test.httpでなくとも、api.http、try.httpなど任意の名前でOKです。

APIを呼び出すURLを書こう

https://api.open-meteo.com/v1/forecast?latitude=35.6785&longitude=139.6823&daily=temperature_2m_max&daily=temperature_2m_min&timezone=Asia%2FTokyo

作ったファイルにこのURLを入力しましょう。それぞれのパラメータの説明は、APIのドキュメントを見てみてください。

URLを入力するとこのように「Send Request」という文字が出てきます。

「Send Request」をクリックすると、以下のようにAPIの結果が返ってきます。
結構簡単ですね!

「temperature_2m_max」が最高気温、「temperature_2m_min」が最低気温です。

REST Clientは良いツール?

良いツールだと思います。思った以上に簡単に使うことができたので、ちょっと遊んでみる時はいいかもしれません。ただ、最初にも書きましたが、エンジニアとしてはcurlコマンドを使いこなせた方が良いと思います。

REST Clientに頼りきりだと、ツール依存になってしまう

REST Clientは良いツールなのですが、REST ClientありきでAPIを呼び出せるだけではエンジニアとしては力不足だと考えます。

例えば、「〇〇〇というAPIのレスポンスのサンプルある?」と言われ「REST ClientでこのURLを実行すれば、レスポンスのサンプル見れます!」みたいな回答をした場合、どう思われるでしょうか?

「え?REST Client入れないといけないの?」、「ターミナルで実行できるcurlコマンドをもらえばすぐに確認できるのだけどなぁ」と思われるかもしれません。

curlコマンドは昔からあるプログラムであるため、Windowsでも、Macでも、Linuxでも実行できるため、相手の環境を気にする必要がないことが多いからです。

もちろん、「今のチームはみんなREST Client入ってるし、この方が共有しやすいのだよね」という場合もあると思いますし、「curlコマンドが正義!」というわけではありません。状況に合わせて両方使いこなせるのが良いですね。

単純なGETリクエストであれば、ブラウザで実行した方が早い

先ほど試してお天気API、実はREST Clientなんて使わなくても、ブラウザにURLを入力してアクセスすれば結果を得ることはできます。

Firefoxを使うと、JSON形式のレスポンスは自動成形されるので、とても見やすいですね。
いろいろなツールがある世の中ですが、使いこなせる良いエンジニアになりたいものです。

最新情報をチェックしよう!